What is takibi cloud

takibiクラウドとは

「takibiクラウド」は生産現場の出来高帳票電子化システムです。
システムの導入により工場全体の「ペーパーレス化」はもちろんのこと「紙帳票の集計作業」を削減することができます。システムに入力された情報はすぐにグラフ化され、お手持ちのPCやタブレットのブラウザから確認することができます。

「takibiクラウド」はタイの製造業、工場、生産現場で使われる出来高帳票の電子化に特化しています。
「システム導入の容易性」を何よりも大事にしており「はじめての工場IoT」の入口として最適です。

Features

takibiクラウド(と我々)の特長

初期費用無し

ヒアリング、デバイス設置費用、システム初回設定費用等、一切の初期費用は不要です。
※入力用デバイスはお客様で準備いただきます

1ユーザから契約可能

「takibiクラウド」は1ユーザから契約可能です。本当に小さな製造現場でも使って欲しいという気持ちから、このような契約体系になっています。

閲覧用アカウント無料

電子帳票システムは「帳票を入力するアカウント」と「入力された情報を閲覧するアカウント(主に管理職)」の二種類のアカウントがあります。「takibiクラウド」においては、閲覧用のアカウントは無料で提供が可能です。

導入が簡単

工場IoTシステム導入には以下のような様々な難関があります。
・生産設備を停止させないといけない
・土日しか作業ができない
・製造部、生産技術部、DX部の立会い/予定調整
・PLCのラダープログラム改造
・センサーなどの設置/設定
・IoTゲートウェイの設置/設定
・工場内ネットワークの設定
・ワイヤリング工事

「takibiクラウド」の導入に必要なものは「セルラーモデルのタブレット」のみです。
生産設備を停止させる必要もありません。入力した情報やグラフの確認は、お手持ちのPCのブラウザをご利用いただきます。

改善までサポート

電子帳票システムに限らず、工場IoTシステムはその導入だけでは「生産性の向上」には繋がりません。電子帳票システムの導入で直接的に改善されるのは「紙帳票の集計作業の削減」だけです。

しかし、電子帳票システムを導入すると、出来高レポートが素早くできるようになります。これにより、今まではできなかった「日次の振り返り」が可能となります。

今まで「週次」または「月次」でしか見えなかった改善点(ボトルネック)が見えてくるようになります。

ボトルネックが見えてくると、その対策を考えることができます。また、今まで集計作業、レポート作成に追われていた人員を、付加価値の高い作業にあてることができます。

我々は、電子帳票システムの導入だけではなく、それを利用した朝会での振り返り方法の提案、伴走までを提供することが可能です。工場IoTシステムは「売ったら終わり」ではなく「導入してから」こそが改善の始まりだと考えています。
※導入完了後の有償サービスです

Effect

「takibiクラウド」の導入/活用で期待できる効果

紙帳票の集計/転記作業の削減

紙帳票の集計作業、集計内容の別システムへの転記作業にはマンパワーがかかります。「takibiクラウド」の導入により集計作業に費やしていた時間を削減することができます。

日次のレポートがすぐできる

紙の帳票の集計が終わるまではグラフやレポートによる可視化ができません。工場の規模が大きくなってくると、当日の集計をその日のうちに終わらせることが難しくなります。レポートは週次、月次となってしまいがちです。

「takibiクラウド」の導入によりレポートは入力と同時に可視化されます。日次のレポートは当然のこと、数分前の状況も可視化されます。

朝会パワーアップでボトルネックが見えてくる

多くの工場では「朝会」が行われていますが、「当日の共有事項」や「当日のタスク」が共有されるのみで「前日の稼働状況の振り返り」は行われません。

その理由は「前日のレポート作成が間に合わない」からです。工場の生産性の改善においては、この「日次」が非常に重要となります。

「takibiクラウド」を導入することで前日のレポートが朝会に間に合うようになります。朝会で前日の振り返りをすることでボトルネックが見えてきます。

班長/マネジメントの増えた時間で改善する

朝会で見えてきたボトルネックを生産ラインの作業員に伝えるだけで解決される問題もあります。例えば「特定の作業員が、昼休みを過ぎてもなかなか作業開始しない」等です。

ただし、生産ラインの段取り、前工程、ラインの構造そのもの等にボトルネックがある場合、これを解決するプランを作るのは「班長」の仕事です。

集計作業やレポート作成に時間を取られていた班長の時間をここに当てることで、具体的な改善プランを作ることができます。そして、それを現場作業員に落としていくことで「生産効率の改善」を進めていくことができます。

改善施策の振り返りサイクルの短縮

完璧と思われた改善プランのトライアルを行った結果、期待した結果が得られないのはよくあることです。改善対象ラインの効率はあがったとしても、後工程に新たなボトルネックを増やしてしまっていることもあります。

これに対応する方法は「素早い振り返り」以外にありません。紙の帳票の場合、新しい改善施策の振り返りのためのレポートが出てくるまで何日もかかってしまうことがありますが「takibiクラウド」を導入していれば翌日には振り返りが可能です。

Setp

導入のステップ

面談(現場訪問/オンライン)

お客様の工場の状況、認知している問題、改善したい点などを広くお話させていただきます。

電子帳票システムを導入するために必要なことは紙の帳票に関係することだけですが、紙の帳票をただ電子化するだけでは、現場では使われなくなってしまうこともよくあります。

特に、電子帳票の入力を担当する作業者からすると、慣れるまでは紙の帳票のほうが使いやすい上に、紙の方が都合が良いことも多いです。

電子帳票に限らないことですが、システムの導入は作業者からの反発を伴うことが普通です。しかし、電子帳票の運用には作業者の協力が必須です。

お客様の組織がこのあたりの「産みの苦しみ」を越えられる体制になっているかという観点も含めて広くお話させていただきます。

トライアル対象の選定

電子帳票の導入が決定したら、まずは電子化する帳票の選定を行います。電子帳票の導入で削減される集計作業へのインパクトを考えて「数の多い帳票」を選ぶ場合もあれば、まずは小さく実験するということで「数の少ない帳票」から始めることもあります。タイミングよく新しい製造ラインがある場合にそこに導入するということもあります。

ハードウェアの選定

トライアルの製造ラインの環境、作業者との適正を考慮しながらハードウェアの選定を行います。基本的には、工場のWifi環境に影響を受けないために携帯電話回線付きのタブレットを利用します。入力内容に文字が多い特殊な場合は外部キーボードを付けたり、タブレットではなくノートPCを採用したりするケースもあります。油が多い環境の場合、防塵防水機能付きのデバイスを採用することもあります。

見積もり

ソフトウェアの月額費用とハードウェア実費のお見積りをいたします。

電子帳票のデザインのカスタマイズ

トライアル対象の帳票、ハードウェアが確定したら、それを元に電子帳票のデザインを行います。以下の二種類の方法があり、どちらもメリット/デメリットがあります。
- トライアル対象の紙の帳票をなるべく変更しないデザイン
- トライアル対象外の帳票デザインも考慮してフォーマット化したデザイン

レポート画面のグラフのカスタマイズ

必要に応じてレポート画面のカスタマイズを行います。

トライアル

電子帳票を設定したデバイスを実際に設置し、使用していただきます。基本的には二週間のトライアル期間を設定しています。

うまく行かない場合は、必要に応じて、電子帳票のデザイン、レポート画面、ハードウェアの修正を行い、再度トライアルを行います。

契約

問題が無ければご契約いただき、運用、展開へと進んで行きます。

FAQ

よくある質問

「takibiクラウド」を導入すると「製造ラインの生産性」は上がりますか?

電子帳票システムを導入するだけでは「製造ラインの生産性」は上がりません。

そこに費やす時間を気にしなければ、電子帳票システムで達成できることは「紙の帳票」「集計作業」「レポート作成」で全て達成することができます。「集計作業」及び「レポート作成」を行うのは班長やリーダーであることが多く、電子帳票システムが時間短縮してくれるのは、この班長やリーダーに対してです。

班長は実際に作業者としては製造に関わらないため、電子帳票システムを導入しても「製造ラインの生産性」は上がりません。しかし、作業者よりも重要な役割を担う班長の「仕事の生産性」は確実に上がります。また、班長の仕事に使える時間が増えることで、改善に使う時間が増え「間接的」に製造ラインの生産性が上がることは期待できます。

例えば、工場の規模が大きくなると集計作業にも時間がかかり、日次でのレポート作成は現実的ではなく、生産性レポートの作成は週次、または月次が限界となってしまいます。しかし、電子帳票システムを導入することでレポート作成に費やす時間が不要となり、日次でのレポート確認が可能となります。結果、朝会などで日次の振り返り(前日の振り返り)ができます。日次の振り返りにより当日の作業開始前にボトルネックの把握、対応をすることで製造ラインの生産性の向上が期待できます。

「takibiクラウド」を導入することで作業者の入力時間は短くなりますか?

すぐにはならないことが多いです。理由としては様々なものがあるのですが、大きなものでは以下のふたつがあげられます。

・紙と電子帳票の操作性の違いに慣れていない
・帳票のデザインが少し変わるため、電子帳票入力時にもたつく

後者に関して、工場の製造ラインには様々なデザインの帳票があるのが一般的です。電子帳票化の隠れた効果のひとつとして、これらのデザインが統一され、ひとつのフォーマットに統合されるというものがあります。これにより帳票の管理が簡素化され、データの比較なども容易になりますが、やはり作業者からすると「使いにくい」と感じることはどうしてもあります。

工場全体の最適化を考えると正しいアプローチであり、「慣れ」により時間が解決してくれる問題ではありますが、導入初期に作業者から不満が出ることは織り込んでの導入が必要です。

トライアルに費用はかかりますか?

トライアル期間中には一切の費用をいただきません。ハードウェアも無償レンタルさせていただきますが、紛失、汚損の補償だけはいただいております。

稼働データの自動取得は可能ですか?

「takibiクラウド」の基本機能ではデータの自動取得は対応しておりません。「PLCと連携してのデータ取得」及び「センサー」「ながらスイッチ」等を利用してのデータの自動取得は現在開発中です。

停電の場合はどう対応すれば良いですか?

例え工場が停電したとしても、タブレットのセルラー回線が切れない限りはクラウド上のデータベースにデータが保存され続けます。

工場の停電が直接「takibiクラウド」に影響を与えることはりませんが、クラウド側に問題が発生した場合、及び、携帯回線キャリアに問題が発生した場合は「一時的に紙を使う」等でデータを保管していただき、復旧後に入力する必要があります。

Price

価格

takibiクラウド A社
初期費用 無償 16,000B~
システム利用料 1,200B/ユーザ 2,500B/ユーザ
最低ユーザ数 5ユーザ 1ユーザ
閲覧ユーザ 無償 有償
電子帳票の設計 コンサルタントが無償で設計。 お客様が自分で設計。
※有料サポート有り
クラウド版
オンプレ版 ×
他社システム連携 ×
特徴 生産現場の出来高帳票に特化。 多機能で、様々な業界で活用されている。

Works

導入実績

自動車部品製造業

自動車部品製造業

朝会を毎日開いており、前日の生産実績は朝までに集計されているものの、そこからホワイトボードへ手書きで転記するために30分ほどかかってしまっていた。「takibiクラウド」の導入により、転記にかかっていた時間はゼロになった。

今まで数字だけで話をしていたが、グラフでイメージとして可視化されることにより、班長のやるべきことを明確に伝えられるようになった。集計業務もゼロになることで朝会以外でも適宜達成率の確認や、軌道修正の指示ができるようになった。

金属部品加工企業

金属部品加工企業

金属加工のためどうしても現場が油っぽく、紙帳票記入時に作業者が汚れた手でそのまま記入を行うため、紙がボロボロになって読めないものが多くあった。記入前に手洗いするように指示はしているものの「手洗い場へ移動して、また戻ってきて記入」という時間のロスも気になるため規則も形骸化してしまっていた。

「takibiクラウド」をケース入りタブレットとタッチペンで運用することにより、汚損の問題はなくなり、集計/転記作業もゼロとなった。

ゴム製品製造業

ゴム製品製造業

一台の設備で三種類の製品を同日中に作ることもある少量多品種の工場。生産予定も日々更新があり、紙帳票の数が膨大な量となっていた。集計作業に時間がかかってしまうことに加え、作業員が間違った帳票に記入してしまうことも多く問題となっていた。

「takibiクラウド」の導入時によってこれらの問題が解決できた。また、システム導入前に紙帳票の整理、フォーマットの統一を行う機会を持つことできたことにより、事務方で業務簡素化にも繋がった。

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